あらすじ
白く霞む空。山に囲まれた小さな村。
高校一年の紬は、ある日を境に“人ならざる者”を見るようになる。
学校裏にある大岩。
消えた伝承。
村に残る古い祭りと、奇妙なしきたり。
そして岩に触れた夜——
紬は、妖たちが息づく“もうひとつの世界”へ迷い込んだ。
人の知らない場所で生きる妖たち。
村に隠された過去。
そして、決して語られてこなかった“境界”の秘密。
なぜ自分だけが妖を見るのか。
なぜ、この村だけが妖の世界と繋がっているのか。
ひと夏の出会いが、封じられていた真実を呼び覚ましていく。