あらすじ

ポラール王国王太子クラロは、“真実”を見抜く祝福を持つ合理主義者だった。 正解だけを選び続けてきた彼にとって、感情は不要なもの——そのはずだった。 しかしある日、同盟国の王女イルシオンと出会う。 彼女の祝福は、“虚言”。 口にした嘘が、他者の中で鮮やかな光景として広がる、不思議な力だった。 「嘘よ。でも、楽しいでしょう?」 空っぽだったクラロの世界に、色が差し込む。 正解ではない選択。意味のない会話。根拠のない楽しさ。 だが同時に、彼は気づいてしまう。 ——自分は今まで、“自分の意思で”何も選んでいなかったのではないか、と。 正しさを失った王子と、嘘で世界を描く姫。 これは、正解のない世界で“自分で選ぶ”ことを知っていく物語。

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カクヨム
カクヨム2026/05/17
  • 現在の作品真実の王子と虚言の姫〜真実しか見抜けない王子は、嘘つき姫に救われる〜