あらすじ

故郷を滅ぼした犯人を殺すため、少年は学園の『死神』になった。 3年前、故郷の村を丸ごと血の海に変えられた少年、リズワ。 遠縁の貴族に引き取られ、冷遇と抑圧の日々を過ごす彼の心には、犯人への狂おしいほどの復讐心が燃えていた。 16歳になり、名門王立ユダリト学園に入学した彼は、生き残るために「情報屋」を始める。 わずかひと月で、学園中の秘密を握る凄腕の『情報屋』へと上り詰めたリズワ。 そんなある日、彼は学園のマドンナ・フローリアと共に、人の血を啜り、獣へと姿を変える【吸血鬼】の事件に遭遇する。 故郷を滅ぼした傷跡と同じ、首からの流血。 犯人が吸血鬼だと確信したリズワは、世界の裏の調停組織『青薔薇』、そして吸血鬼に関係する者が集うと噂される【グルイス寮】へと足を踏み入れる。 しかしその寮、天才と変人の魔窟であった! 夥しい数の絵画、鳴り続けるピアノ、たまに聞こえる爆発音にも寮生は慣れっこだ。どんな寮だよ。 「ミリ寮長につまらない事件を報告してはならない、他人にナイフを刺してはいけない、花を踏みつぶしてはいけない、夜三時を回ってから自室の外に出る際、鏡の前を通ってはならない……」 「……ルールを守らなかったら?」 「庭の墓石がいっこ増えるだけ」 「なるほど」 「法律と常識は通用せず」なんて看板が掲げられた美しい館は、リズワにとっては天国か、はたまた地獄か。 これはリズワ・アイルミシクという情報屋と、彼を取り巻く個性豊かな寮生たちの記録である。 ちなみに復讐はサクッと終わります。人生は復讐だけがすべてじゃないから。そうでしょう、ミリ寮長?

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/17
  • 現在の作品青薔薇のかばね 記録:学園の情報屋と吸血鬼について