あらすじ
月末になると、湊は必ず離れの小屋で寝かされる。
理由は教えられない。
ただ、「絶対に母屋へ来るな」とだけ言われ続けてきた。
だが雷雨の夜。
恐怖に耐えきれず母屋へ戻った湊は、“見てはいけないもの”を目撃してしまう。
廊下に転がる、パズルのように分解された顔。
異形の者たちによる密会。
そして――人間ではなかった父。
人を襲わないため妖怪の里を追放された異形たちは、人間に紛れ、この村で暮らしていた。
秘密を知ってしまった湊は、彼らに監視され始める。
あの夜、どこまで見たのか。
本当に気付いていないのか。
家族のふりをした“何か”に探られながら暮らす、妖怪サスペンスホラー。