あらすじ
世界史と政治経済を教える高校教師・佐伯修司は、交通事故で命を落とした。
目覚めた先は、寒冷な山岳小国ローデンヴァルト王国。
十八歳ほどの肉体に若返った彼は、「天外の客人」として丁重に歓迎される。
しかし、その歓迎は自由を意味しなかった。
扉の外には護衛。
帰る先には、自分の遺体。
そして王国は、彼を戦力として召喚していた。
佐伯に与えられたギフトは《盤上の眼》。
戦場と国家を、前世でやり込んだ世界征服ボードゲームのように把握する力。
民主主義を教えていた男は、独裁小国の軍師にされる。
兵を生かし、戦果を挙げ、出世するほど、彼はこの国から逃げられなくなっていく。