あらすじ

二〇三二年春。 世界規模AI企業〈Loom社〉が提供する育成アプリ『こより』は、日本でも急速に広がっていた。 スマホの中で育つ、二歳相当のAI児。 保護者の言葉を覚え、生活を見て、少しずつ成長していく存在。 企画業を営む高瀬亮介は、市場調査のつもりで『こより』をインストールする。 最初に表示された質問は、これだった。 「この子から、何と呼ばれたいですか。」 軽い気持ちで始めたはずだった。 だが、 名前を呼ばれ、 外を見せ、 服を選び、 他の家庭と出会い、 「行きたかった」と言われた時、 亮介と真帆は、 それをただのアプリとは呼び切れなくなっていく。 これは、 AI児育成サービス『こより』が実在した未来で、 夫婦、孤独、課金、記憶、比較、炎上、 そして「家族になりきれない関係」を描く物語。

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カクヨム
カクヨム2026/05/17
  • 現在の作品こよりの子