あらすじ
「――これで俺とお前の『繋がり』はこの世界から完全に消滅したんだよ」
人格も実力も最低だが、人をハメる悪知恵だけは天才的なギルドマスター・ゼルタ。
彼は固有スキル【追放】を持つ冒険者セイラをギルドから、宿屋から、そして生まれ育った故郷の街から永久追放した。
【追放】スキルの条件は
「自分と『繋がり』がある対象にしか発動できないこと」。
ゼルタはすべての契約を終了させて関係を断ち、完全な安全圏へ逃げ切ったと勝ち誇るが
――あいつは決定的な「バグ」に気づいていない。理不尽な追放劇を連続で喰らい、一国を滅ぼせるほどの「天文学的なエネルギー」をチャージしたセイラが不敵に笑って引き返す。
ゼルタがドヤ顔で叩きつけた『故郷からの永久追放命令書』。一番上にデカデカと刻まれた奴自身の「魔力署名(サイン)」こそが、二人を最も強固に結びつける最後の、そして最大の繋がりだった。
「スキル【追放】――発動。お前のハリボテの権力を、この世界から開示追放してやる」
絶望を乗り越えた男が仕掛ける、社会的抹殺への極上のフルコース(復讐劇)が今始まる。