あらすじ

​「最下級の罠師? ああ、あの使えないゴミか。お前、クビな」 ​  人間のブラックギルド『暁の灯火』で、三十二歳になるまで休みなく酷使されてきた罠師のユーヒ。  徹夜続きのダンジョン設営、不当な安月給、手柄は全て上司のもの。  挙句の果てに「代わりはいくらでもいる」と、無一文で路頭に迷わされてしまう。 ​絶望するユーヒの前に現れたのは、なんと魔王軍の最高幹部(※美女)だった。 ​ 「お前の『現場管理能力』と『罠の知識』を高く評価している。我がダンジョンの現場監督として、防衛網を劇的に改善してはくれないか?」 ​  提示された条件は、なんと前職の十倍の給与に、週休二日、さらに福利厚生完備。 生きるために魔王軍への『ホワイト転職』を決意したユーヒは、さっそくダンジョンの労働環境改革に乗り出す! ​ 「おいゴブリン、無理な二交代制は廃止だ。有給を取れ」 「コカトリス、お前たちの待機部屋に冷暖房を設置したぞ」 「オーク、社食の栄養バランスが偏ってる。もっと肉と野菜を食え」 ​  ユーヒが最新の土木知識で凶悪なトラップをアップグレードし、さらに適正な労働環境によってモンスターたちのモチベーションはMAXに。  いつしか魔迷宮は、ただのダンジョンから『絶対に生還不可能な難攻不落の要塞』へと変貌を遂げていた。  ​そんなこととは露知らず。  ユーヒを使い捨てた元ギルドの傲慢な冒険者たちが、手柄を焦って魔迷宮へと一斉に侵攻を開始する。 ​「おい、なんだこのトラップの精度は……!? ぎゃああああ!?」

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カクヨム
カクヨム2026/05/17
  • 現在の作品『「ブラックギルド」をクビになった最下級の罠師(32歳)、魔迷宮の現場監督にヘッドハンティングされる。〈適正な労働環境を整えたら、ダンジョンの凶悪トラップが超進化して人類最強パーティが全滅しました〉