あらすじ

実家なら 五万円ですむのに 炊きたてのご飯も 勝手に補充される麦茶も なにも言わなくても置かれる絆創膏も ぜんぶ込みで 五万円ですむのに なのに私は 役所に紙を出して 別々の住所のまま 同じ名字になった おはようも おやすみも LINEで済む 会うのは週末だけ なのに不思議と 他人より近くて 家族というには まだ少し遠い 結婚って もっと劇的なものだと思ってた 指輪とか 同棲とか 永遠とか でも実際は Googleカレンダーを共有して 終電を気にして コンビニの新作アイスを送り合うくらいだ 実家なら 五万円ですむのに 熱を出した夜 「今から行く」の一言で 少し泣きそうになった 損とか 得とか そういう計算だけじゃ 測れないものがあると まだ認めたくないけど たぶん私は あなたと帰る場所を 作りたかったんだと思う

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小説を読もう2026/05/17
  • 現在の作品『実家なら5万ですむのに ~なので別居のまま戸籍だけ入れましたw~』