あらすじ

( ΦωΦ )#1 朝起きた瞬間、いつも通り重みが腹の上に乗っていた。 「……くるし」 目を開ける。 そこにいたのは、シャム猫のルナじゃなかった。 黒髪の男だった。 長いまつ毛。少したれた青い目。整いすぎた顔。なのに、眠そうに欠伸をしている。 「………………え?」 固まる美琴の前で、男は当たり前みたいに頬に擦り寄ってきた。 「ちょ、待っ……え、誰!?!?」 男は美琴の大声にびくっと肩を震わせる。 その反応に、美琴は逆に見覚えを感じた。 怖がった時のルナそのままだった。 男は眉を下げて、美琴のパジャマの袖を掴む。 「……みこ、と」 「え」 「みこと……おなか、すいた」 声まで綺麗だった。 美琴は数秒沈黙したあと、頭を抱えた。 「ルナ……?」 男はぱっと顔を明るくして、抱きしめてくる。 その瞬間、美琴の脳裏に、毎朝六時に顔を踏みつけて起こしてくるシャム猫の顔が浮かぶ。 「……うそでしょ」 男――ルナは嬉しそうに、美琴の首元へ顔を埋めた。

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小説を読もう2026/05/17
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