あらすじ
深夜二時。
バイト帰りの高校生・朝比奈ユウは、
いつものようにコンビニへ立ち寄った。
カップ麺。
エナジードリンク。
半額のおにぎり。
変わらない夜。
変わらない日常。
――のはずだった。
店の奥、
雑誌コーナーの隣に、
見覚えのない黒い棚がある。
そこに置かれていた商品は、たった一つ。
【宇宙 ¥598】
意味の分からない商品。
なのに店員は普通に言った。
「温めますか?」
気付けばユウは、
その“宇宙”を買ってしまっていた。
その日から、
世界がおかしくなり始める。
部屋の天井に広がる星空。
レシートに印字される、
存在しない銀河の名前。
そして、
“宇宙を買った人間”を探して現れる謎の少女。
これは、
深夜のコンビニから始まる、
少し不気味で切ないSF青春物語。