あらすじ
住宅街のバス停で、毎朝バスに向かって吠える犬。
閉店五分前になると、決まって一本だけ花を買いに来る男性。
ダイエットジムへ通っているのに、なぜか少しずつ太っていく青年――。
見慣れた街の中にある、小さな「謎」。
その一見奇妙な行動にもきちんと理由があった。
商店街、花屋、バス停、喫茶店。
どこにでもある日常の片隅で、誰かの小さな誰かの《不思議》に気づいたとき、世界は少しだけ違って見えてくる。
思わず「なぜ?」と気になって、最後にそっと心が温かくなる。
日常の小さな謎を描く、優しい連作短編集。