あらすじ

追放された女医師には、人の身体の異常が見える力がある。 北の街で出会った青年の病を三ヶ月かけて治した。 治療は成功だった。数値は安定した。 もう、毎日通う必要はない。 ——なのに、最後の診察で「もう大丈夫です」が言えない。 「あの人は私を医者としか見ていない」 「この女は俺を患者としか見ていない」 二人とも間違っていた。 二人とも、自分の脈だけは取れなかった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/17
  • 現在の作品治療が終わる日、あの人の脈を取る理由がなくなる