あらすじ
遥か海の彼方に存在する孤島――『アトランティス』。外界から隔絶されたその島には、古き時代の名残と、誰も触れてはならない秘密が眠っていた。
五年前、その浜辺に一人の少女が流れ着く。彼女の名は《リティア》。どこから来たのかもわからぬリティアは【外の人間】として恐れられ、島の中心にそびえる塔へと幽閉されることとなる。
与えられるのは最低限の食事と、誰とも交わることのない孤独な日々。それでもリティアは、自分が何者なのかを思い出せぬまま、ただ静かに時を過ごしていた。
やがて年月が流れたある日、島に一隻の船が現れる。そこから降り立ったのは青年《アレン》。彼は滅びた王国に仕えていた騎士であり、失われたはずの少女――リティアを探し続け、ついにこの島へと辿り着いたのだという。
しかし、再会を果たしたリティアは、彼のことを覚えていなかった。過去の出来事による強い衝撃によってリティアは記憶の一部を失っていたのだ。それでもアレンは諦めず、リティアを守ると誓い、塔から連れ出す。
リティアは戸惑いながらも、アレンとその仲間たちと共に船《エルヴィーネ》へ乗り込む。そして彼らが目指すのは、全ての始まりへと繋がる、とある場所だった。
だがその旅路の中の辿り着いた異国の地で、リティアは自分と顔が瓜二つの少女と出会う。
その出会いは、封じられていた記憶を揺り動かし、やがてとある真実へと繋がっていく。
だが同時に、それは彼女自身だけでなく、アレンや仲間たちの運命をも大きく狂わせていく引き金となるのだった。
忘れられた過去。失われた記憶。
そして、交錯する二つの存在。
少女が辿り着く真実の先にあるものは、救いか、それとも――。