あらすじ
病室の窓から、空を飛ぶ鳥を眺めることしかできなかった少女――凛。
歩くことも。
遊ぶことも。
友達と笑い合うことも。
“普通”の人生を送る前に、彼女はその命を終えた。
――はずだった。
次に目を覚ました時、彼女は京都の名家「一条家」の娘、一条かぐやとして生まれ変わっていた。
丈夫な身体。
優しい家族。
自由に走れる足。
だから決めた。
「今度の人生は、世界で一番楽しむ!」
鬼ごっこに全力で感動し、
泥だらけになって笑い、
初めての友達に胸を躍らせる。
これは、
前世で“普通”を知らなかった少女が、
人生の全部を味わい尽くしていく物語。
――世界って、味見しきれないくらい広い。