あらすじ

――その日、ローダイン王国において、ひとりの暴君が討たれ、ひとりの王が誕生した。 暴君だったのは王太子たる兄、アルベルト。 それを討ったのは、双子ゆえに隠されていたという弟王子、カイル。 悪逆の限りを尽くし、人々を苦しめていたアルベルトは、国を想う忠臣の助力を得たカイルによって取り除かれ、城の地下深く――かつて魔神を封じたとされる大迷宮に落とされた。 国中の祝福を受けて、弟王子は王に即位する。 ――そして二年後。 ローダイン王国の片田舎を流れる川のほとりに、奇妙な仮面を着けた男が流れ着く。 その地の領主の娘、リディアに介護された彼は、大迷宮から生き延びたかつての暴君――アルベルトだった。 復讐を警戒するリディアをよそに、アルベルトは領主館で悠々自適な生活を始める。 ――復讐なんてくだらない。王なんてやりたい奴がやればいい。 元々好きで王太子をやっていたワケではない、またハメられるくらいなら庶民として生きる――などとうそぶきながら、日々の気ままな生活を楽しむアルベルト。 けれど、リディアを取り巻く環境をきっかけに、彼は再び歴史の表舞台に上がる事になる。 ――これは口下手ゆえに、その座を追われたバカな男の物語。 ――けれど、真に民を想って立ち上がった、王者による革命の物語である。

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小説を読もう2024/07/01
  • 現在の作品悪逆非道な暴虐王子が追放されて、心優しい王子が即位した結果 ~これなら俺のがマシじゃねぇ?~