あらすじ

イラストは美月様に描いていただきました(こちらに載っています。https://estar.jp/novels/25698869)  煙草を喫い、茎わかめを食べる変わり者の刑事、獅乃鬼柳は運転席で、仕事を辞めようかと考えていた。そんな中、友人からの電話がかかってくる。その中で出た小学校時代の幼馴染についての話になった瞬間、獅乃は電話を切る。獅乃が警視庁捜査一課に入ると、緊迫した空気が満ちていた。管轄内で傷害事件が起こったらしい。獅乃は俺の出る幕はないと呟きながら、上司から届いたメールを読もうとスマートフォンを手に取る。画面を滑るその指は、動きが遅い。取り調べの依頼だったが、概要は後日という内容に顔をしかめた。  獅乃が溜息を吐いていると相棒の滝坂麗那に声をかけられる。傷害事件の起こった現場に向かう滝坂に気をつけろとだけ言った。その後、殺人事件発生のアナウンスを聞いた獅乃はいち早く捜査一課を出た。大勢の野次馬でごった返していたがその中をかき分けて進むと、状況を聞きだして、逃げた犯人を追う。抵抗されたが怪我もすることなく確保した獅乃は、制服警官に任せて現場を去った。捜査一課に戻った獅乃を呼ぶ声がした。それは二人の上司、刀川秦哉だった。取り調べが始まったものの、獅乃は犯人の言動に思わず怒りをあらわにし、殴りかかる。すんでのところで滝坂が飛び込んできてそれを止め、取り調べを無理やり終わらせる。  それから一緒に現場に向かった二人は、異様な雰囲気と不快な匂いに顔をしかめた。現場に入ると中の方が不気味だった。遺体を観察し始めた獅乃はあまりに酷い状態であることに、内心で怒る。防御創があっても、切りつけられた所が多いことから、犯人の殺意が窺い知れる。気の済むまで観察すると現場を立ち去る。  翌日、滝坂は監察医の許を訪ねた。瀬奈朝実という彼女は、資料を渡して、強引にお茶に誘った。変わっているけれどいい人だったという印象を受けた滝坂は警視庁に戻る。  事件はどのような結末を迎えるのだろうか。獅乃と滝坂の過去とは一体?  あなたは、どうしようもないくらいに、己を憎んだことはありますか……?

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エブリスタ
エブリスタ2020/09/13
  • 現在の作品刑事 対 罪人達 警視庁刑事部捜査一課六係 獅乃鬼柳&滝坂麗那