あらすじ
ゴミ袋の中で、フランス産チーズが突然「夢の旅人」を歌い始めた——。
賞味期限切れのチーズ太郎と紙パック緑茶・緑ちゃんが、廃棄トラックに揺られながら語るのは、シルクロード、蜃気楼、死んだ星の光、そして“旅”について。
なぜ人は、終わりに向かっていると分かっていても歩くのか。
なぜ誰にも届かない歌を歌うのか。
そして、ゴミになったものに、まだ温度は残るのか。
これは、 深夜テンションで始まったはずなのに、 気づけば胸の奥を静かに殴ってくる、 「廃棄食品ロードムービー哲学怪文書」である。
たぶん感動する。 たぶん笑う。 たぶん読み終わったあと、コンビニでチーズを直視できなくなる。