あらすじ

五月の爽やかな公園で、季節外れのもこもこ帽子を拾ってくれた、低くて甘い声の素敵な彼。  去り際に言われた「可愛らしいですね」という一言が、杏也《きょうや》の心臓をバクバクさせる。 ​ 恥ずかしいはずなのに、ニヤニヤと一人で笑いが止まらない。  通りすがりの二歳の子に「おにーたん、なんでわらってるの?」とのぞき込まれ、お母さんには「見ちゃいけません!」とバタバタ立ち去られる始末。 ​ 誰もいなくなったベンチで、彼が触れた帽子をそっとほっぺに当てて、そのあたたかさにまた悶絶してしまう。  生まれたての小鹿みたいに足元をガクガクさせながらなんとか家に帰り着いたけれど、ベッドの上で一晩中ジタバタと悶えすぎた結果、翌朝待っていたのはまさかの激しい筋肉痛で……!? ​ かっこつけたい男の子が、ずるい彼のせいでキャパオーバーになってしまう、ピュアでコミカルな恋の始まりのお話。

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エブリスタ
エブリスタ2026/05/16
  • 現在の作品もこもこ帽子と、ずるい君