あらすじ
CERESは「CERES(5文字の英語名の超常研究機関)」で、異常存在を“収容・研究・資源化”するために存在する、地球規模の秘密組織。世界中に施設が分散していて、それぞれが独立しながらも一つの統一ネットワークとして機能している。
一般社会は特殊な認識干渉によって異常存在を知覚できない状態になっている。異常は「存在していない」のではなく、「認識しても情報として定着しない」仕組みで隠されており、人間は見ても気づかず、記録しても曖昧なノイズとして処理される。このため世界は通常通りに見えるが、その裏では異常存在の回収と利用が進んでいる。
CERESの施設は物理的な建物というより、世界に点在する“接続点”として機能している。表の世界の裏側にある中層領域で異常の回収・研究・転用が行われ、さらにその奥には現実とは切り離された収容領域が存在する。そこに異常存在は保存・管理されている。
CERESの思想は単純で、「異常は危険な存在ではなく、未利用資源である」というもの。そのため収容だけでなく、研究・兵器化・医療転用・技術応用など、あらゆる形での利用が前提となっている。
異常存在はすべて3種類に分類される。
OBJECT(物体異常):異常性を持つ物体
HUMAN(人間異常):異常性を持つ人間や個体
SITE(場所異常):異常性を持つ空間や地域
それぞれはさらに性質ランクで分類される。
OBJECT:O-α(無害)〜O-Ω(概念級)
HUMAN:H-α(適合者)〜H-Ω(定義不能存在)
SITE:S-α(局所)〜S-Ω(世界構造級)
これに加えて全対象には3つの評価が付与される。
CR(危険度):どれだけ危険か
EV(利用価値):どれだけ資源として有用か
SR(研究重要度):どれだけ重点的に調査されるか
これらを組み合わせることで、すべての異常は「危険性」「価値」「研究優先度」を持つデータとして管理される。
例として、ある異常は
OBJECT / O-γ / CR-3 / EV-4 / SR-β
のように表記され、「自律する危険物体だが戦略資源として研究・利用されている」といった意味になる。
こうしてCERESは、異常を単に封じる組織ではなく、世界中に散らばる異常存在を体系化し、管理し、活用する“裏の資源管理文明”として機能している。