あらすじ

俺の感情は、三日遅れで届く。 嬉しいも、悲しいも、好きも、全部。 世界がリアルタイムで泣いたり笑ったりしている間、 俺だけがぼんやりしている。 そして三日後に、一人で泣いたり笑ったりする。 ある水曜日の深夜、俺は一人で泣いた。 三日前に引退した人気VTuberの「終わり」が、 今ごろ届いたのだ。 翌朝、その「推し」の中の人が、俺の玄関に立っていた。 「あなたの部屋だけ、静かなんです」 感情を読みすぎて壊れた元配信者と、 感情が三日遅れでしか届かない男の、同居が始まった。 彼女にとって俺は、数少ない「ノイズのない場所」だった。 俺にとって彼女は、三日後にならないと意味がわからない人間だった。 これは、遅すぎる恋の話。 三日後の俺にしか救えない、君の「今」の話。

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カクヨム
カクヨム2026/05/16
  • 現在の作品『推しの感情が、俺の部屋だけ遅延する。』