あらすじ
【外面は完璧、中身は怪異!? 恋愛の『作法』が絶望的にバグった美少女たちに振り回される、胃痛系学園ラブコメディ!】
関 雄大(せき ゆうだい)の日常は、学校の男子全員の憧れである生徒会副会長――久遠 澪(くおん みお)先輩に目を付けられた瞬間から崩壊した。
学校では「成績優秀・品行方正・みんなの聖母」な澪先輩。
なのに、俺に送ってくるLINEは『後ろから見てるからね♡』。5分以内の返信を強要し、既読スルーは絶対NG。平気で嘘の包囲網を敷いてくるわ、至近距離で「セフレでしょ!?」とかボソボソ連呼してくるわ、アプローチの作法が完全にホラー映画の怪異なんですけど!?
そんな限界寸前の俺にとって、唯一のオアシスは右隣の席の氷室(ひむろ)さん。
性格、成績、ルックス、そのすべてにおいて【ザ・普通】を地で行く彼女は、このバグった状況の中で唯一まともな感性を持つ、一筋の光明(常識人)だった。
「助けて氷室さん、先輩が対話不可能な知的生命体すぎる」
「……別に。ただ、朝から隣でその単語を小声で連呼されるの、頭痛がして迷惑なだけだから」
容赦ないド正論ウィスパーで怪異(先輩)をバッサリ斬り捨てる氷室さん。
傍から見れば美少女二人に挟まれた贅沢な勝ち組シチュエーションだが、その実態は、耳元で繰り広げられる極小ボリュームの胃痛な修羅場だった!
実はかなりのゲーマーで様々なゲームを愛し、その腕前も超一流な雄大。
恋愛の作法を盛大に間違えた女の子たちに翻弄されながら、通算三十六戦全敗の『告り魔』雄大が迎える学園生活の行方は――。
【登場人物】
■関 雄大(せき ゆうだい)
本作の主人公。くせ毛がチャームポイントの高校2年生。その正体は、通算36戦全敗を誇る伝説の『告り魔』。
周囲の濃いメンツに振り回される苦労人だが、実は様々なRPGをはじめ、あらゆるゲームを愛するガチの凄腕ゲーマーという一面も。澪先輩とは古い昔に知り合っているようだが、本人は思い出せていない。
■氷室 涼香(ひむろ すずか)
雄大の右隣の席に座る、王道黒髪ミディアムストレートの同級生。本作のメインヒロイン。目立つグループにいるわけでもなく、性格・成績・顔のすべてにおいて「普通」を取ってつけたような女の子。雄大が告り魔であることを知っている。周りのキャラが濃すぎるため、彼女の放つ普通の正論が雄大の救い。猫が好き。
■久遠 澪(くおん みお)
ミルクティーベージュのロングヘアが映える、全校生徒の憧れの的『生徒会副会長』。成績優秀、品行方正。しかし雄大に対しては、5分以内の返信強要、既読スルー絶対不可、平気で嘘を吐いて精神的にロックオンしてくるガチのストーカー女。雄大のことが好きなのか、ただ遊んでいるだけなのかは不明。
■関 胡桃(せき くるみ)
雄大の妹。ストンとした黒髪ツインテールの高校1年生。美声の持ち主で合唱部のエースと噂されている。兄が『告り魔』であることを知っており、決して許してはいない。ガードが非常に固く、兄と紬が口喧嘩を始めた際には、容赦ないすねキックを叩き込んで強制静止させるストッパー役。
■早坂 紬(はやさか つむぎ)
胡桃の幼馴染で、雄大とも昔からの付き合い。薄赤い色味の短めなポニーテールがトレードマーク。中学時代から現在までバスケ部に所属しているアクティブ女子。雄大の『告り魔』という破天荒すぎるキャラを本気で「キモい死ね!」と思っており、彼に対しては一切容赦のない辛辣なスタンスを崩さない。
■雪白(ゆきしろ)先輩
雄大が過去に告白した先輩。理想の高い、至高 of 至高の存在……?
■佐竹(さたけ)
雄大の友人。彼の『告り魔』としての過去をよく知る良き理解者であり、いじり役。