あらすじ

三年前、私は婚約者を捨てた。 嫌いになったからではない。 他に好きな人ができたからでもない。 ただ、彼の母に言われた。 「あなたは、怜司を幸せにできますか」 その一言に答えられなかった美桜は、婚約者である怜司の未来を守るふりをして、理由も告げずに彼の前から姿を消した。 それから三年。 海沿いの街でひとり暮らす美桜は、怜司の番号を消せないまま、静かな日々を送っていた。 もう二度とかけてはいけない。 そう思っていたはずなのに、ある夜、震える指が誤って発信ボタンに触れてしまう。 電話の向こうから聞こえたのは、三年前と変わらない彼の声だった。 「……美桜?」 逃げた女と、待っていた男。 傷ついた二人が、もう一度“ちゃんと話す”ための再会恋愛。 全5話完結。

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小説を読もう2026/05/16
  • 現在の作品三年前、私は婚約者を捨てた