あらすじ

朝比奈玲は、完璧な男だった。 名家の分家に生まれ、 容姿端麗。 仕事も出来る。 女に困った事もない。 けれど彼は、 “恋”を知らなかった。 誰と居ても同じ。 適度な距離。 適度な関係。 面倒は嫌い。 将来は家同士で釣り合いの取れた相手と結婚し、 静かに役割を終えるのだと思っていた。 ——あの日までは。 箱根の高級旅館で開かれた宴席。 そこで玲は、 芸名“さゆり”として働く大学生、 長谷川結花と出会う。 明るく、 愛嬌があり、 空気を読み、 場を回す。 それなのに時折、 誰よりも冷静に人を見ている女。 最初は、 ただ少し気になるだけだった。 だが玲は、 まだ知らない。 自分がこれから、 人生ごとひっくり返される程の執着を知る事を。 そして、 鷹司の男達は、 一度見つけた花を決して手放さない事を。 これは、 “恋を知らなかった男”が、 たった一人を見つけてしまうまでの話。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/16
  • 現在の作品朝比奈玲はまだ恋をしらない