あらすじ
「──おい、お前クビな」
魔王を倒した直後、勇者レオンから理不尽な追放を言い渡された。
俺のスキル【4R(フォー・アール)】は、物を減らしたり再利用したりするだけの地味なサポート能力だ。
どれだけ奴隷のように扱われても耐えてきたのは、三年前、オークから村を救ってくれた「命の恩人」だったから。
だが、追放を告げたレオンは、ゲラゲラと笑いながら最悪の真実を暴露する。
「あのオークを村に手引きしたのは俺だよ! お前の妹が死ぬ時の絶望した顔、マジで傑作だったぜ!!」
──その瞬間、三年間の恩義なんてものは、綺麗さっぱり消え失せた。悲しいなんて思わなかった。
ただ、こいつを絶対に許さない。それだけだ。
俺は無言のまま、もの凄いスピードでレオンに突撃した。たとえ右腕を切り落とされようが、殴られようが、俺の左手は絶対にレオンを離さない。
発動条件の数秒が経過したとき、環境用語の【4R】が、クズ勇者をハメ殺す絶対の因果応報へと変わる──!!