あらすじ
世界各地にダンジョンが出現して十五年。
探索者たちは命を賭けて戦い、その様子をリアルタイムで配信することで莫大な収益を得る時代となった。
そんな中、探索者ではないにも関わらず、業界で“神の目”と呼ばれる男がいた。
名は、相良ユウト。
職業は――リモートカメラマン。
高性能ドローンと特殊魔導カメラを操作し、後方から探索者たちの戦闘を撮影・指示するサポート職だ。
しかし彼には、誰にも知られていない異常な才能があった。
それは、 「魔力の流れ」「罠」「ボスの行動予測」を映像越しに完全把握する能力。
つまり彼がカメラを担当したパーティは、 “絶対に死なない”。
その結果。
炎を纏う最強アタッカー、 Sランク配信者のカレン。
氷河都市を一人で踏破した水の女王、 ミズハ。
聖域級ヒーラーにして国民的人気を誇る、 ヒカリ。
本来なら絶対に関わることのない三人のSランク美女たちが、次々とユウトの取り合いを始めてしまう。
「アンタ、今日から私専属ね!」
「ふふっ。ユウトくんは、私が一番理解してるもの♪」
「……あの、わ、私だけを撮ってくれませんか……?」
だが同時に、 ユウトの“視る力”を狙う国家機関、巨大企業、闇ギルドまでも動き出していた。
そして彼自身もまだ知らない。
自分の眼が、 “ダンジョンそのもの”に繋がっていることを――。