あらすじ
教会で“聖女候補”として育てられた少女、リシア。
彼女の力は、人々の“罪”を浄化すること。
――そう教えられてきた。
だが実際は違う。
リシアは罪を消しているのではない。
自らの内側へ、“喰らって”いた。
嫉妬。
憎悪。
暴食。
欲望。
絶望。
人々を救うほど、少女は化け物へ近づいていく。
やがて教会は彼女を恐れ、“穢れた聖女”として追放した。
居場所を失った少女は知る。
この世界を蝕んでいるのは、人の罪だけではないことを。
そして――。
彼女を“本当の化け物”にしようとしている存在がいることを。