あらすじ
王都最大級の攻略ギルド《黒鷲の爪》で、荷物持ち兼雑用係として働いていたアレン・レイス。
補給、在庫管理、ポーション運搬、書類整理、罠情報の管理。
本来なら攻略に欠かせない仕事を押しつけられていたにもかかわらず、ギルド内での扱いは「戦えない荷物持ち」だった。
ある朝、アレンは理不尽にクビを宣告される。
寮を追い出され、ギルドカードも奪われ、行く場所も失ったその日の夜。
王都地下ダンジョンの深層魔力核が暴走し、白い光が世界を呑み込んだ。
死んだはずのアレンが目を覚ますと、そこは同じ朝だった。
最初は逃げた。王都を出た。隠れた。助けを求めた。
それでも夜になれば、必ず世界は滅ぶ。
何度も死に戻る中で、アレンは知ってしまう。
世界滅亡の原因は、自分を切り捨てたブラックギルド《黒鷲の爪》が、深層魔力核の外殻を不正採取していたことだった。
ならば、やることは一つ。
罵倒される時間も、隠し帳簿の場所も、上司の嘘も、深層の罠も、暴走の止め方も、全部死んで覚えた。
最終ループ。
アレンは、クビを告げられる朝から動き出す。
半日でブラックギルドを詰ませ、世界滅亡を止めるために。