あらすじ

余は魔王である。 最強である。 たぶん。 少なくとも、ここ数百年は負けておらん。 なので退屈していた。 勇者は来る。 毎回わりと来る。 だが、大体すぐ泣く。 あるいは叫ぶ。 もしくは死ぬ。 つまらん。 ……と思っていたのだが。 今回来た勇者は少し変だった。 剣を持つ手は震えておるし、顔色も悪い。 今すぐ帰って布団に入った方がよさそうなくせに、なぜか逃げん。 「怖いです!!」 怖いなら帰ればよいではないか。 「でも来ないともっと嫌なんです!」 意味がわからん。 なので少し興味が湧いた。 これは、 最強すぎて退屈していた魔王と、 死ぬほど怖がりなくせに逃げない勇者アリアの話である。 最近、城がよく壊れる。

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小説を読もう2026/05/16
  • 現在の作品『余は退屈していた。あの勇者が来るまでは』