あらすじ
見習い魔法使いのカインは、ある日の帰り道に黒猫を拾おうとして、なぜか木箱に入った腹ペコ少女・ノナを拾ってしまう。
猫の真似をしながら「ひろってください」と訴えるノナは、感情のままに嵐を呼ぶ規格外の精霊だった。
問題は、その食欲も規格外だということだ。
干し肉一枚では到底足りない。三日分の食料が消え、一ヶ月分の給料が消え、ついには宿屋の備蓄まで消えた。
「カイン、おなかすいたの」
途方に暮れたカインが最終的に出した答えは——国を作ることだった。
食費のために国を作ることになった見習い魔法使いと、食欲だけは一人前の精霊少女の、ちょっとドタバタな建国ファンタジー。