あらすじ

見慣れた街の、少し奥。人通りの少ない通り。名前のない時間。 昼でもなく、夜でもない。晴れでもなく、曇りでもない。 そういう、境界のあいだにあります。 坂の多い街です。 古い電柱と、少し傾いた家。 雨上がりのアスファルトに、光がやわらかく滲む。 風が吹くと、何かが少しだけ変わる気がする。 でも、それが何かはわからない。 この世界では、人の心に季節があります。 ただしそれは、春夏秋冬のように明確ではありません。 はっきりと訪れるわけでも、 きれいに移ろうわけでもない。 気づかないうちに、少しずつ変わっていて、 気づいたときには、もう戻れない。

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エブリスタ
エブリスタ2026/05/12
  • 現在の作品『春を運ぶ配達人』