あらすじ
高校二年生の遥斗は、そこそこ速い長距離ランナーだった。
母親の私は、試合の度にタイムを読み、声を張り、誰よりも前のめりにその背中を追いかけていた。
息子の記録が上がるたび、私まで認められたような気がした。
けれど顧問との不和で、遥斗は陸上を辞めてしまう。
「辞めてもいい」
そう言ったはずなのに、走らない息子を見るたび、私は納得できずにいた。
走ることから離れた息子。
応援する場所を失った母。
競技と向き合い直す息子と、応援することに向き合い直す母の親子ドラマ。
※※表紙はAI生成です※※