あらすじ
王都で「白薔薇の令嬢」と呼ばれるほど美しい伯爵令嬢リリア・ローゼリア。
誰もが、彼女には《祝福》や《聖女》のような美しいスキルが授けられると思っていた。
しかし、15歳の授与式で鑑定板に表示されたスキルは、まさかの《臭い息》。
王太子にはその場で婚約破棄され、貴族たちには鼻を押さえられ、リリアの人生は終わったかに見えた。
けれど、その《臭い息》はただ臭いだけのスキルではなかった。
魔物の咆哮を止め、魔術師の詠唱を封じ、毒霧や瘴気さえ黙らせる、沈黙系のブレススキルだったのだ。
「私は臭くありません。スキルが臭いだけです」
※短編小説です