あらすじ

「役立たず」と呼ばれた少女は、王国を陰から支えていた。 勇者パーティーの補助係リィナは、戦えない、魔法も弱い、荷物持ちにもならないと仲間たちから見下されていた。 けれど副団長カイルだけは知っている。 彼女が毎晩、誰にも気づかれない場所で仲間の武器に祈りを込め、毒を見抜き、傷を悪化させないよう支え続けていたことを。 それでも王国は、彼女を「不要」と決めつけた。 リィナが追放された夜から、すべてが狂い始める。 剣は折れ、薬は効かず、勝てるはずの魔物に兵士が倒れる。 王国がようやく気づいた時には、もう遅い。 カイルは静かに剣を置いた。 「あの子を捨てた国に、俺が残る理由はない」 これは、誰にも価値を認められなかった少女を、ただ一人だけ信じていた男が迎えに行く物語。 そして彼女を捨てた国が、自分たちの愚かさを思い知る物語である。

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カクヨム
カクヨム2026/05/15
  • 現在の作品役立たずを追放した俺だけが、あいつの本当の価値を知っていた 〜だから今度は、国ごと捨てて迎えに行く〜