あらすじ
探索都市アビスポルトの底辺冒険者ノア・グランツ。
授かった加護は【内なる蔵】——物をしまえるだけのハズレ加護。
二年間、浅層で薬草を摘み続ける毎日。金は尽き、明日の食費すら危うい。
最後の賭けとして踏み込んだのは、冒険者たちが忌避する27階。
ノクスに覆われた闇の荒野で、ノアは一人の少女と出会う。
「……お腹、減った」
ぼろ布を纏った銀髪の少女——その正体は、記憶を失った魔神。
彼女との出会いが、ハズレ加護を【喰らう器】へと変貌させた。
倒した魔物の力を喰い、自分のものにする規格外の能力。
だが力を得たノアを待っていたのは、新たな出会いと、新たな問題だった。
「おい、お前その構え何だ。三秒で死ぬぞ」——口の悪い猫獣人の先輩。
「面白い。あなたの中の元素、見たことがない構造をしている」——好奇心旺盛なエルフ。
「私に任せろ」——自信家で方向音痴の天魔族。
個性豊かな仲間と師匠に恵まれ(振り回され)ながら、
お人好しの底辺冒険者は、深淵の底を目指して歩き始める。
最強系×ハーレム×ダンジョン探索。
全部喰って、全部使って、成り上がる。