あらすじ
人間の人生を詰ませるのが大好きな貧乏神。
財布をなくさせる。電車を遅らせる。楽しみにしていたものを奪う。
小さな不幸を積み重ね、人間が「もう駄目だ」と絶望する瞬間を、彼女は何より楽しみにしていた。
そんな貧乏神が次の標的に選んだのは、低収入で不運続きの青年・佐久間律。
だが、律は少しおかしかった。
財布を落としても、電車が遅れても、欲しかった本を買い逃しても、彼はなぜか折れない。
それどころか、すべての不運を「攻略イベント」として受け止め、別の楽しみに変えてしまう。
人生を詰ませたい貧乏神と、人生を攻略する男。
これは、絶望させたい神様が、どうしても絶望しない人間に出会ってしまう話。