あらすじ
黒羊傭兵団の副団長、レオの仕事はいつも面倒だった。
自由すぎる女団長セリアを支え、口は悪いが頼れる団員たちをまとめ、荒れた戦場で誰も死なせないように動き回る。
そんなある日、ただの護衛任務のはずだった荷馬車から、傷だらけの王国連絡係リーシャが見つかる。
彼女が握っていたのは、王女エリスティアから黒羊傭兵団への正式な依頼。
「エリスティア殿下を、助けてください」
それは、王宮で命を狙われた王女を救い、王国の陰謀に踏み込む依頼だった。
王国騎士団を離れた過去を持つレオ。
誰にも縛られない黒羊傭兵団。
王宮の闇に追い詰められた王女。
そして、レオを知る元同僚の女騎士アリシア。
命令では動かない。
けれど、目の前で助けを求める者は見捨てない。
自由すぎる傭兵団、訳あり王女、元同僚の女騎士、そして面倒ごとばかり拾う副団長。
これは、誰にも縛られない黒羊傭兵団が、王国の陰謀ごと斬り開く物語。