あらすじ
これは継承の物語。
ラクセンベルグ帝国の皇太子ユリウスは、皇帝による支配魔法によって長年思考を奪われていた。
ある出来事をきっかけにその支配が解け、彼はすべてを失ったまま城を逃げ出す。
追手と魔物に追われる中、彼を救ったのは正体不明の三人の男たちだった。
「お前のことはわかってる」
彼らに導かれ、ユリウスは知る。
この世界が“偽りの歴史”の上に成り立っていることを。
そして、自らの名を「ルシウス(光)」と選び、
誰にも奪われなかった“意思”で未来を選び取ろうとする。
これは、すべてを奪われた少年が、
自分と世界を取り戻すまでの物語。