あらすじ

カップラーメンを食べていたはずの貧乏造形師・九十九優《つくも・すぐる》は、突然アルヴァレイン王国に召喚される。 異世界から呼ばれた者たちは次々とスキルを鑑定され、勇者候補や特権階級として迎えられていく。 だが、スグルに与えられたスキルは《ダンジョンメーカー》。 人類にとって不穏すぎるその能力を理由に、スグルは路銀も保護も与えられず、王都の外へ追放されてしまう。 食料も金も武器もない。 あるのは、分厚くて不親切なルールブック《魔窟手引》だけ。 最初に作れたのは、数メートル四方の粗末な穴。 それでもスグルは、ログを読み、手引を読み、失敗しながら少しずつ理解していく。 ダンジョンは穴ではない。 世界に重ねて作る、もう一つの領域だ。 廃坑を拠点に、罠を作り、水を引き、植物を育て、魔物を登録し、死なない迷宮を広げていく。 ただ生き延びるために作り始めた小さな穴は、やがて人間にも魔物にも居場所のない者たちが集まる魔王領へ変わっていく。 これは、ハズレ扱いされた造形師が、分厚いルールブック片手に廃坑から魔王になるまでの物語。

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小説を読もう2026/05/14
  • 現在の作品迷宮造形師《ダンジョンメーカー》 〜追放された造形師、廃坑から魔王領を作る〜