あらすじ
若くして宮廷錬金術師に登り詰めた天才少女、ルリア。
彼女の作るポーションは泥水のように濁り、強烈な臭いを放っていた。
ある日、見た目や権威ばかりを重んじる第一王子のレオンハルトから「無能」と蔑まれ、婚約破棄とともに辺境への追放を言い渡されてしまう。
しかし、ルリアにとってそれは窮屈な王宮からの甘美な解放だった。
憧れの辺境にたどり着いた彼女は、森で瀕死の重傷を負っていた伝説の古竜・ジルを特製の「泥水ポーション」で救い出す。
実はルリアのポーションは、美しさを犠牲にする代わりに一瞬で失われた肉体すら再生させる規格外の代物だったのだ。
無自覚なまま異常な才能を振るうルリアと、彼女の世話を焼きながら傍らで見守る最強の古竜ジル。
二人の気ままな辺境スローライフが今、幕を開ける!
【登場人物紹介】
◇ルリア
若くして宮廷錬金術師に登り詰めた天才少女。
彼女の作るポーションは泥水のように濁っているが、瀕死の重傷すら一瞬で治す規格外の代物。
本人は自らの異常性に無自覚。
婚約破棄と追放をあっさり受け入れ、憧れの辺境で気ままなスローライフを満喫し始める。
◇ジル
辺境の森で行き倒れていた謎の青年。
その正体は強大な力を持つ伝説の古竜。
ルリアの規格外のポーションで命を救われ、彼女の無自覚な規格外さに呆れつつも強く惹かれ、相棒として行動を共にするようになる。
◇レオンハルト
王国の第一王子でルリアの元婚約者。
見た目の美しさや権威ばかりを重んじる傲慢な性格。
ルリアを無能と見下して追放し、マリアベルを重用するが、後に国家の危機を招き、無様な手のひら返しをすることになる。
◇マリアベル
ルリアの代わりに重用された新進気鋭の錬金術師。
色鮮やかで美しいポーションを作るが、効果はただの色水に毛が生えた程度。
権力と名声に執着している。