あらすじ
2029年。
世界的人気ゲーム 『悟り対戦 -SATORI BATTLE-』。
SSR《如来》、 SR《菩薩》、 R《明王》、 N《天部》。
“悟り”をテーマにしたその対戦ゲームは、 世界中を熱狂させていた。
だが高校生・浅倉レンはある日、 存在しないはずの未実装キャラ―― 《虚空蔵菩薩》を引いてしまう。
その瞬間、 彼は十二人の高校生による謎のデスゲーム、 《弥勒ゲーム》へ招待された。
最後の一人となった者は、 未来仏《弥勒如来》となり、 新たな世界を導く。
敗者は、 輪廻から消滅。
参加者たちは、 《悟り対戦》のシステムを現実で使い、 煩悩を力に変え、 仏を召喚し、 殺し合う。
怒りで戦う《不動明王》。
他者を救済する《観音菩薩》。
死者を導く《地蔵菩薩》。
そしてレンだけが持つ、 未実装の《虚空蔵菩薩》。
その能力は、 “記憶”。
レンはやがて知る。
この世界は、 既に何度も滅んでいることを。
そして自分だけが、 その終末を覚えていることを。
繰り返される世界。 選別される人類。 試される感情。
これは、 “悟り”を巡る物語。
そして。
孤独だった少年と少女が、 人類の未来を選び直す物語。