あらすじ

聞いて無いよ。幼馴染で大親友だったアイツが、このいけ好かない王国の国王だったなんて。 だって、今の俺は――この国家の転覆を目論む反抗組織の幹部なんだぜ―― それは俺達がまだ子供だった頃――あの時の俺たちは、お互いの人種や身分なんて一切関係無く、ただひたすら無垢に笑い合える大親友だったと言うのに…… 突然アイツは俺の目の前に国王として現れて――今さら俺にどうしろって言うんだよ。 ◆◇◆◇◆◇◆◇ つい十数年前まで夏国と呼ばれたこの大地を、新たに支配することとなったエーデル人。彼らはその白い肌と金色の髪をもって自らの純血の証としていた。 しかしそんな中、エーデルの家系に生まれながら、黒い頭髪を持って生まれてしまった2人の少年がいた。 過去の宿命を背負いながら騎士団長の子として育てられたノエル。 そして―― 民族同化政策と言う御旗の下、国王自ら夏国の姫を妃とし、王国の第一王子として生を受けたエデン。 ある日。王城の片隅でひょんなことから出会った2人は、黒髪のエーデルと言う互いに共感できる境遇をかかえて意気投合する。 しかしそれも無邪気でいられた幼さのおかげであった。 徐々に表面化していくエーデル人と夏人の分裂の狭間で、共に成長していく2人を、いつしかそれぞれの境遇が分け隔てる―― そして、思わぬ形での再開。その時2人は相反する立場にたたされていた。 かたやエーデル国の2代国王。 かたや王の前では忠臣を演じる、反乱側の重要人物。 今さらどうすればいいんだ? 突然自分の旧友が国王だと知らされたノエルは苦悩する。 どちらにも必要とされ、どちらにもいい顔をする――なんてそんな都合の良い綱渡りは長く続かない。 正体がバレた瞬間、すべてが破滅する。 しかしそれでも彼は選ばない。選べないからこそ、全てをてにいれるしかなかった。 この物語は 孤独な王と、友を裏切り続ける反逆者の物語である。

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小説を読もう2026/05/14
  • 現在の作品黒髪のエーデル(少年編) 〜ダブスタでも英雄になっていいですか?〜