あらすじ
高校一年の麻井桜は、恋人がいるわけでも、特別仲のいい友達がいるわけでもない、いたって普通の女子高校生。
そんな彼女はある日、帰ろうとしていたところを担任に捕まって、保健室までプリントを届けにいくよう頼まれてしまう。
元々保健室の雰囲気が得意じゃないし、帰りたかったところを引きとめられ、めんどくさを感じながら保健室に向かうと、彼女はクラスメイトである藤宮麗香と出会った。
同じクラスではあるけれど、事情で保健室登校をしている彼女と会うのは初めての桜。
ふとしたことをきっかけに仲を深めていく2人だが、麗香には、半分人間で半分吸血鬼という、他の人には言えない秘密があった。
しかし言えないまま季節は過ぎていき、涼しくなった頃には、麗香は桜の助けがあれば教室に顔を出せるようになっていた。
次第に2人はお互いを特別と呼べるようになる程仲を深めていくが、半分人間の体とは言え、血を摂取しなければ体はどんどん衰弱してしまう。
輸血パックで誤魔化していた体も、桜と出会ってからは誤魔化されなくなってしまい、麗香は桜への吸血衝動をなんとか抑えながら日々を過ごす。
一方桜も、今までの友達へ抱いていた想いとは違う想いを麗香に向け始める。
家にいる時はほとんど麗香とやり取りをしているし、学校にいる時はほとんど一緒にいる。
常に麗香のことを考えてしまっているし、授業中も、夜寝ていても、ずっと麗香のことが気になってしまう。
自分が麗香に向けている想いに戸惑いつつ、桜は麗香の変化に少しずつ気づいていく。