あらすじ
美術の専門学校に通う充は、幼い頃から空の絵を描くのが大好きだった。
しかし、母親の死がきっかけで空が描けなくなり、あげく非常勤講師、荻野理香から執拗に作品を酷評され、充は絵を描くことに苦痛を感じるようになっていた。
そんな中、充は後輩の巽綾人に誘われ、ホテルのラウンジでピアノの生演奏を聴く。
そこで出会った綾人の姉、真緒から「音楽を絵で表現して欲しい」と頼まれた充は、ラウンジで演奏されている曲を題材にした絵を描く。その絵には、描けなくなったはずの空が見事に描かれていた。
音楽を絵で表現することで、再び絵を描く楽しさを思い出した充。しかしそんな矢先、充の作品が盗作の被害にあってしまう。
ショックを受ける充だったが、悲劇はそれだけに終わらなかった。この出来事を皮切りに、衝撃の事実が次々と充に襲いかかる。
荻野理香が執拗に酷評する理由、巽姉弟の思惑、母が死に至った原因。
全てを知った、充が下す決断とは。
*表紙画像はPixAIで生成。