あらすじ
ルトの里から旅立ったヴァラトヴァ司祭のスセンは、8つ年上の弟子カラト、巫女体質の少女シオナを連れて石切りの町ポダ・イスカに向かう。
道中、微《かす》かに何かの気配を宿し始めた梟《ふくろう》の彫像を見つけた3人だが、その彫像は後を追うように彼等の少し後ろを付いてきて、ポダ・イスカの町で作り主の家に帰り着く。
そこには、梟の彫像に想いを込めた少女が待っていた。
禁忌の恋と嫉妬に羨望、強過ぎる自意識が呼んだ狂った権力欲。
石読みの巫女、石切り工、加工職人の捻れてすれ違った過去と連なる偽りの契約をスセンが暴く。