あらすじ

宮代そよいは、笑うことができなくなってしまった。 自覚してしまったあの日から、暗い表情のまま暮らしてしまえば周りから突き放され、変わらないまま高校受験の日を迎えてしまう。 辛く、苦しく、でも自分が変わるためにと踏み出した受験日当日、バス内で出会った彼──三原綾人は自身の心を和らげてくれる存在であった。 雪の上を盛大に転び、置いていけば情けなく息を切らし、ゲームで負けた彼は悔しそうに口を噤む。 面白いと感情を蘇らせてくれる、そんな遠い親戚となる彼とは、公立校の受験を合格すれば共に暮らすこととなっていた。 お試しで泊まっていた別れの日、その時伝えるは抱えた気持ち。 「私、笑うことが、苦手なの……」 濁した形で伝えれば、彼女の背景を知らない三原綾人は頷き、日が経つごとに心の中で思う──彼女を笑顔にしてみたいと。 これは高校生という名の青春であり、親との壁を作ることになってしまっていた、ふたりを中心とした物語。 *不定期更新 旧作題名『臆病な自分にさよならを』

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小説を読もう2026/05/14
  • 現在の作品笑えない君を笑顔にしてみたいと思って