あらすじ
格安でマイホームを購入した藤本家。
父親は「家族で暮らせれば十分だ」と笑い、母親も最初は幸せそうだった。
引っ越し後、記念旅行で撮った一枚の家族写真。そこには確かに、四人の笑顔が写っていた。
しかし新居での生活が始まると、家族は少しずつ壊れていく。
住宅ローンによる疲労。
周囲との格差。
「もっといい家に住みたかった」という不満。
やがて父親が倒れ、家族写真から父親の姿が消える。
さらに母親、妹までもが消えていき、最後には浩之一人だけが残された。
だが、その写真の中の自分の顔は、少しずつ知らない誰かの顔へ変わっていた――。
これは、“幸せ”に値段をつけた住宅街で起こる、家族崩壊ホラー。