あらすじ
神戸・北野山手の坂の上に、社員十人の小さな化粧品会社がある。
新卒ではない、ただの転職組。
化粧品の知識はゼロ。
商品企画担当として入社した瀬良みどりが最初にぶつかったのは、
無愛想で口数が少ない開発担当・高杉慎一だった。
「コンセプトを決めるためには、
成分のことを何も知らなければ話にならない」
ヒアルロン酸とは何か。セラミドとは何か。
バリア機能とは、NMFとは、正しい処方とは何か。
化粧品業界の「よく聞く言葉」の裏側に、
みどりは少しずつ、皮膚という実際のものを見つけていく。
正しく作ることと、正しく売ることは、別のことだ。
それでも、正しいものを作りたいと思う人間がいる。
職場ドラマ×皮膚科学。
神戸を舞台にした、本物のスキンケアをめぐる物語。