あらすじ
「一ノ瀬さん、僕に頼ってください」
一ノ瀬志保、38歳。大手広告代理店で「鉄の女」と恐れられる彼女は、
誰にも弱音を吐かず、高いヒールを履いて戦い続けてきた。
ある深夜、自宅マンションの前でヒールが折れるまでは。
絶望して立ち尽くす彼女を救ったのは、
マンション一階で小さなカフェを営む、4歳年下の瀬尾涼介だった。
手当てをされ、温かいハーブティーを飲み、
彼の前でだけ「完璧ではない自分」をさらけ出していく志保。
これは、独身を貫こうとしていた38歳のバリキャリ女性が、
穏やかな34歳の店主にゆっくりと、けれど逃げ場がないほどに甘やかされていく物語。
大人の恋は、甘くて、少しだけ不器用で、熱い。