あらすじ
「エリス・ルナール! 貴様との婚約を破棄し、マリアを新王妃として迎える!」
王城の夜会で突きつけられた、第一王子カイルによる身勝手な断罪。冤罪をなすりつけられ、周囲の貴族たちから嘲笑を浴びる公爵令嬢エリスだったが、その瞳は冷徹なまでに静かだった。
彼女には、会話の終わり「。」の次に発動する固有スキル【5W1H】があった。
「カイル様。貴方がマリア様と愛を育んだのは、いつ(When)、どこで(Where)のことかしら?」
逃げ場のない問い。システムによる強制自白。沈黙さえ許さない女王の審判に、王子たちの醜い真実が次々と暴かれていく。
必死に言葉を繋いで「。」を拒絶しようとするカイルに対し、エリスが放つ物理的な一撃。
「バチンッ!」
扇子の音が響くとき、逃れられない絶望の尋問が始まる。最後にエリスが突きつける、幻の六つ目のW——【Worth(価値)】とは。
これは、威厳に満ちた公爵令嬢が、言葉の力で愚か者たちを死ぬまで後悔させる断罪劇。